この記事は2023/10/28に更新されました。
マインクラフト統合版であらゆるブロックを一括で破壊することができるアドオン「DestroyThemAll」がV4にバージョンアップし、範囲破壊や細かい範囲の指定に対応しました。
概要
DestoryThemAllは、マイクラ統合版であらゆるブロックを一気に破壊できるようにするアドオンです。対象となるブロックを破壊することにより、隣接したブロックを一緒に破壊することができます。V4からは同一ブロックだけではなく範囲を指定して破壊する「範囲破壊」モードも使えるようになりました。
また、以前のバージョンでも利用可能であった「暗視モード」や「アイテム削除機能」に加え、一定範囲内の水や溶岩を消す機能も新規に追加しました。
マインクラフト 1.19.51以上で利用する場合、Realmsでも利用できることを確認しています。(2023/07/19 現在)
更新履歴
v4.2.0
- Minecraft: Bedrock Edition 1.20.40 に対応
- それより前のマイクラでは動作しなくなります。
- 破壊のオーブをクラフトする際、材料の原木として以下のアイテムを利用可能にしました。
- 桜の原木
- マングローブの原木
- 真紅の幹
- 歪んだ幹
v4.1.0
- Minecraft: Bedrock Edition 1.20.30 に対応
- それより前のマイクラでは動作しなくなります。
v4.0.5
- Minecraft: Bedrock Edition 1.20.10 に対応
- それより前のマイクラでは動作しなくなります。
v4.0.4
- Minecraft: Bedrock Edition 1.20.0 に対応
- それ以前のマイクラでは動作しなくなります。
v4.0.3
- Minecraft: Bedrock Edition 1.19.80 に対応
- それ以前のマイクラでは動作しなくなります。
- 原木の種類として「桜」を追加しました。
v4.0.2
- Minecraft: Bedrock Edition 1.19.70 に対応
- それ以前のマイクラでは動作しなくなります。
- [バグ修正] 原木と葉の同時破壊時に石などの同一ブロックIDでデータ値の異なるブロックの掘り分けができなくなる問題の修正
v4.0.1
- Minecraft: Bedrock Edition 1.19.60 に対応
v4.0.0
- V4初版
- V3からの主な変更点
- 効果発動アイテムをコマンドで呼び出せる機能を追加
- 任意のアイテムに「DTA」という名前を付けることで効果を発動できる機能を追加
- 範囲破壊モードの追加
- 上下左右高さ深さの指定に対応
- 設定値を保存するように変更
- 実行中の処理を中断する機能を追加
- 水・溶岩を除去する機能を追加
- JSファイルによるカスタマイズ機能の削除
使い方
使い方の手順は以下の通りです。
以下、順番に解説します。
アドオンをインストールする
当サイトからダウンロードしたファイル(.mcpack)を開き、マイクラにインポートします。
ビヘイビアーパックとリソースパックを有効化する
アドオンを適用したいワールドの設定を開き、「DestoryThemAll [BP]」と「DestroyThemAll [RP]」を有効化します。
ビヘイビアーパックとリソースパックを有効化したら「ゲーム設定」を開き、「実験」→「ベータAPI」を有効にします。
(以前のバージョンで必要だった「ホリデークリエイターの特徴」へのチェックは不要になりました。)
発動アイテムを生成する
DTAを発動させるには発動アイテムが必要になります。
発動アイテムの生成方法は以下の2つの方法があります。
- 方法1 任意のアイテムに金床で「DTA」という名前を付ける
- 方法2 破壊のオーブをクラフトする
ツルハシや斧などに金床で「DTA」という名前を付けるとそのアイテムが発動アイテムとなります。一括破壊の効果はこのアイテムをメインハンドに持った状態でのみ発動するため、壊したくないブロックを壊してしまうリスクを軽減することができるかもしれません。
また、金床を用意してDTAという名前を付けるのは鉄集めるコストがかかるため、コマンドを利用してアイテムに名前を付けることもできます。
ホットバーの一番左に「DTA」という名前を付けたいアイテムを用意し、チャット画面から以下のコマンドを入力します。
!dta give name
これでホットバーの一番左のアイテムに「DTA」という名前が付き、左クリック(アイテムを使う)で設定メニューを開くことができます。
アドオン発動専用アイテムとして破壊のオーブをクラフトする方法もあります。破壊のオーブがインベントリまたはホットバーに入っているだけでアドオンの効果が発動しますので、どのようなアイテムでもアドオンを使いたいという方にはお勧めです。ただし、素手でも効果が発動してしまうので壊したくないブロックまで一括で破壊してしまうリスクもあります。
破壊のオーブのレシピは次の通りです。

破壊のオーブのクラフトに使うアイテムはゲーム序盤でも十分に手に入れられるもので構成されていますが、それでも材料集めが面倒という方は以下のコマンドで破壊のオーブを生成することができます。
!dta give orb
インベントリに空きがある状態でコマンドを入力してください。
アドオンの設定を行う
発動アイテムの生成が終わったら、そのアイテムを使うことでクイックメニューまたはメインメニューを表示できます。
発動アイテムを使うことで以下のようなクイックメニューを表示できます。


クイックメニューの各項目の説明は次の通り。
ボタン名 | 説明 |
---|---|
設定 | メインメニューを開く。 |
処理中断 | 現在実行中のブロック破壊を中止する。 広範囲のブロックを破壊し始めたけど時間がかかり過ぎて止めたい場合に便利です。 |
アイテム削除 | 半径32ブロック以内のブロックを削除します。 マルチプレイなどで他のプレイヤーのアイテムを消してしまったりしてケンカにならないか心配です。 |
水除去 | 前後左右33ブロック、高さ129ブロック以内にある水を除去します。 ただし、水は挙動が複雑なので、すべての水を消すためには何度も実行する必要があります。 また、水のなかに水草やヒカリゴケなどが含まれる場合は除去することができません。 |
溶岩除去 | 前後左右33ブロック、高さ129ブロック以内にある溶岩を除去します。 ただし、水と同様に溶岩は挙動が複雑なので、すべての溶岩を消すためには何度も実行する必要があります。 |
アドオンのON/OFF切り替え | アドオンのON/OFFを切り替えます。アドオンをOFFにするとすべての機能が停止します。 |
破壊機能ON/OFF切り替え | 破壊機能のみON/OFFを切り替えます。 |
暗視効果ON/OFF切り替え | 暗視効果のみON/OFFを切り替えます。 |
初期設定に戻す | すべての設定を初期状態に戻します。 |
名前付きアイテムか破壊のオーブをしゃがんだ(スニークした)状態で使うと以下のようなメインメニューを表示することができます。



メインメニューの各項目の説明は次の通り。
項目 | 説明 |
---|---|
DestroyThemAll有効化 | アドオンの有効/無効を切り替えます。無効にするとすべての機能が無効化します。 |
一括破壊 | 一括破壊機能のON/OFFを切り替えます。 |
破壊タイプ | 破壊タイプ(後述)を切り替えます。 |
左 | 最初に掘ったブロックから左に何ブロック破壊するかを指定します。 |
右 | 最初に掘ったブロックから右に何ブロック破壊するかを指定します。 |
奥行 | 最初に掘ったブロックから奥に何ブロック破壊するかを指定します。 |
手前 | 最初に掘ったブロックから手前に何ブロック破壊するかを指定します。 |
高さ | 最初に掘ったブロックから高さ何ブロック分を破壊するかを指定します。 |
深さ | 最初に掘ったブロックから深さ何ブロック分を破壊するかを指定します。 |
アイテム化 | 破壊したブロックのアイテム化の方法を切り替えます。(後述) |
アイテムを一か所にまとめない | アイテムを一か所にまとめたくない場合にONにします。初期状態ではアイテムがプレイヤーの近くに集まるようになっています。 |
原木と葉の同時破壊 | 原木と葉を同じブロックとしてまとめて破壊します。(破壊タイプがチェインの場合のみ) |
暗視効果 | 暗視効果のON/OFFを切り替えます。 |
DTA設定をアクションバーに表示しない | DTAの主な設定値をアクションバーに表示しないようにします。初期状態ではアクションバーに主な設定値が表示されます。他のアドオンと競合する場合や表示が邪魔な場合にOFFにしてください。 |
ブロックを破壊する
すべての設定が終わったら、あとはブロックを破壊するだけです。一括破壊・範囲破壊を楽しんでください☆
設定詳細
メインメニューの設定項目「破壊タイプ」と「アイテム化」についての詳細です。
破壊タイプ
破壊タイプは大きく分けて「レンジ」と「チェイン」2種類のタイプに分かれています。また、「チェイン」破壊は破壊の対象とするブロックごとに3種類のモードがあります。
レンジは指定した範囲内のブロックをすべて破壊します。
チェインは指定した範囲内のブロックのうち、最初に破壊したブロックと同一のブロックのみを連鎖的に破壊します。
チェインの種類は次の3種類です。
ブロックの種類に関係なく、最初のブロックと同一の隣接するブロックを連鎖的に破壊します。
最初に破壊したブロックが鉱石または原木の場合のみチェイン破壊が発動します。鉱石と原木以外のブロックはチェイン破壊したくない場合に便利です。
最初に破壊したブロックが鉱石または原木「以外」の場合のみチェイン破壊が発動します。鉱石と原木のみを残してブロックを破壊したい場合に便利です。
モードを切り替えることで鉱石集めだけでなく露天掘りや道を作るなど細かい掘削に対応することができると思います。
アイテム化
アイテム化のタイプは次の3種類です。アイテム化の対象を変更することで不要なアイテムの生成を抑制することができます。
チェイン破壊、レンジ破壊によって破壊されたすべてのブロックをアイテム化します。
チェイン破壊、レンジ破壊によって破壊されたブロックのうち鉱石、原木のみをアイテム化します。
レンジ破壊の際に範囲内のすべてのブロックを破壊しつつも鉱石と原木のみアイテムとして取っておきたい場合に特に便利だと思います。
チェイン破壊、レンジ破壊によって破壊されたすべてのブロックのアイテム化を抑制します。ただ単に整地したい場合に便利かと思います。
ダウンロード
ダウンロードはDestroyThemAll総合トップページからどうぞ!
【不具合報告】
サーバーに導入して遊ばせてもらってますが、苔生した丸石を破壊したときサーバーがクラッシュするようです。
環境は統合版1.19.62(LiteLoader)/クライアント1.19.63。
サーバーはLinux(Wine)環境。コンソール画面に出るエラーログは以下の通り。
wine: Unhandled page fault on read access to 0000000000000008 at address 00000001400CFA09 (thread 0204), starting debugger…
DTAで遊んでいただき、また不具合のご報告をしていただきありがとうございます!
当該の不具合に関してですが、DTAはサーバーでの利用を考慮しておらず、基本的にはサポートしていかないつもりです。
ですが需要があることも承知しておりますので、少しずつ見ていきたいと思います。
さて、この不具合に関してですが、現状発生の直接原因を掴むための切り分けが難しいと考えております。
具体的に申しますと、WineのWindows API コールとPOSIX APIコールの相互変換に起因しているのか、LiteLoaderに起因しているのかなど考慮すべき外部環境が多岐に渡っており、残念ながら一人で開発しているが故のリソース不足により調査への労力が割けない状態です。
そこで、まずはLinuxとWindowsのBDSで検証していき、当該現象が発生した場合は修正を入れていきます。もしBDSで不具合が発生しない場合はLiteLoader以下のレイヤーの話となるため、もっと長期の調査時間を要します。また、各サードパーティのサーバー(LiteLoaderやBDSXなど)まで対応させていこうとなるとそれこそリソース不足に陥ってしまうため、今後はサポート対象外である旨を当ホームページに記載していく方向になりそうです。
でもでも、LiteLoaderで普通に動いたら嬉しいですよね~。もしBDSで当該の事象を確認出来たら、お手数ではございますがまたご連絡いただけると幸いです(^▽^)
【追加情報】
自然生成された村の建物に使われているものだと起こるようです。
苔石だけじゃなく板を破壊したときに起こります。
村判定内ではDTAを無効化したほうがいいかもしれません。
度々すみません。
自作の村でも同じことが起こったので、村人が近くにいたら自動的に無効化する機能か、コマンドがあったら助かるかなぁと思います…!
スマホ版で画面を長押ししてアイテムを消そうとするとメニューが開いてしまうのは仕様ですか?
ver.1.20.10で作動しなくなりました
ver.1.20.1では問題なく作動していましたのでアップデートによる影響かと思われます
可能であれば対応していただけると幸いです
よろしくお願いします
1.20.10に対応したものをリリースしました!最新のアドオンをダウンロードして試してみてください☆
v1.20.40にアップデートしてから動作しなくなりました。
お忙しいかと思いますが対応していただけると幸いです。
よろしくお願いします。
1.20.40に対応したものをアップロードしましたので、再度ダウンロード&インストールをお願いいたします。