この記事は2021年7月に作成された古い記事です。
マイクラのアドオンの作り方を調べるために来ていただいた方は、最新の記事をご覧ください。
「Script APIで作るマイクラのアドオン」シリーズ
最初のアドオンの作り方
(以下、当時の内容です。)
全てのマインクラフターにプログラミングの面白さをお届けしたい。どうも、管理人のぽっちーです。
マインクラフトの遊び方の一つとして追加機能を導入する、というのがありますよね。私も統合版、Java版問わず追加機能(統合版ではアドオン、Java版ではModと呼ばれるもの)を導入して遊んでいます。
もちろんアドオンを導入して遊ぶだけでも十分楽しいのですが、アドオンを自分の手で作ることができたらもっと楽しいのではないかと思い、アドオンの作り方を調べて少しずつまとめています。また、マインクラフトの世界でプログラミングを行うことにより、ただプログラミングを勉強するよりも楽しくプログラミングを勉強できるのではないか、とも考えております。
今回はアドオン作成の第一歩、アドオン開発の環境構築についてです。
動画でわかる!アドオン作成環境構築
ブログを読むのが面倒な方のためにマイクラのアドオン作成の環境構築についてまとめたものを動画にしています。
YouTubeでマイクラアドオン作成動画を配信しています
管理人のぽっちーはYouTubeチャンネルを持っています。
https://www.youtube.com/channel/UCAfznOEzCSV–4qv-TCq82A
マインクラフトでのプログラミングを中心に動画をアップロードしていますので、興味がありましたら動画も見ていただけると嬉しいです!アドオン作成の動画は定期的に上げていく予定ですので、チャンネル登録していただけるとアップロード時に通知が飛ぶので便利です。ぜひチャンネル登録をお願いします☆
マインクラフトのアドオンについて
まずはおさらいとして、マインクラフトのアドオンについて解説します。
そもそもアドオンってなに?
アドオンを作成するにあたって、そもそもアドオンって何ですか?っていうのをまず紹介します。
アドオンとは、マインクラフトのものの見た目や挙動を変えることができる機能のことで、ゲームのルール、見た目、物の仕組みを変えることができます。マインクラフト統合版ではマーケットプレイスやインターネット上からアドオンをダウンロードし、ワールドに適用することによって通常のプレイでは実現できないような世界を体験することができます。アドオンには「リソースパック」と「ビヘイビアーパック」の2種類があります。
リソースパックとは
リソースパックとは主にマインクラフトの見た目や音を、マインクラフト本体のデータを修正せずに変更するためのものです。リソースパックを適用することによって既存のアイテムのテクスチャを変更したり、世界の見た目をガラッと変えたりすることができます。
ビヘイビアーパックとは
ビヘイビアーパックとは、ゲームの振る舞いをマインクラフト本体のデータを修正せずに変更するためのものです。ビヘイビアーパックを適用することにより、一撃で敵モブを倒す剣を作ったり、木材を一気に伐採する機能を追加したりすることができます。
ビヘイビアーパックにはJavaScriptで機能を追加することができる「Scripting API(スクリプティングAPI)」というものが含まれています。このScripting APIを利用すると、ゲーム内で特定のイベント(例えば敵モブを倒すなど)が発動した場合に、通常の動作に加えて任意にふるまいを追加することが可能になります。モブを倒したら花火が上がる、とか、そんなことができるようになります。
準備するものはこれだけ!
プログラミングの開発環境と聞くとちょっとハードルが高そうに感じますが、必要なものは以下の3つだけです。
- パソコン
- Minecraft for Windows 10
- Visual Studio Community
以下、順に説明していきます。
パソコン
まずはパソコンです。これがないと始まりませんね。
よほど古いPCでなければ、どのようなPCでもWindows機であればアドオンの作成は可能です。しかし、アドオン作成時はマインクラフトを動かしながらプログラミングを行っていくため、ある程度のスペックがあった方が快適にアドオンを作成できると思います。マインクラフトが問題なくプレイできるパソコンであればアドオン作成も問題なく行えるでしょう。
参考までに、私がアドオン作成と動画編集のために購入したパソコンを紹介します。
https://amzn.to/2U7i3dN
私がこの機種(ASUS TUF Dash F15 FX516PM)を選んだポイントは以下の3点です。
- GPUがNVIDIA GeForce RTXシリーズであったこと
- ゲーミングPCにしては薄く小さいこと
- 比較的価格が安いこと
マインクラフト統合版ではレイトレーシング機能という、テクスチャのレンダリングをきれいに行う仕組みがあります。これに対応しているGPUはNVIDIA GeForceのRTXシリーズのみなので、購入の際の第一条件になりました。2点目の小さく薄いに関してですが、外出時に持ち運ぶことは想定しないにせよ、家の中で簡単に移動ができるものが良いな、というのが理由です。3点目はそのままですね。安い方がいいです。
紹介したPCでアドオン作成しながら動画の撮影もできましたので、スペック的には十分と思われます。もし新規にパソコンを購入しようとお考えの場合は参考にしてください。
https://amzn.to/2U7i3dN
Minecraft for Windows 10
次はマインクラフト本体。これもないと始まりませんね。
Minecraft for Windows 10はMicrosoftストアから購入ができますが、通常版とスターターコレクションの2種類があり、それぞれ通常盤が3,150円、スターターコレクションが3,960円です。お好きな方を買ってください。
と言いたいところですが、実はこれ、Amazonだとスターターコレクションにも関わらず通常盤より安くで購入できます。各エディションの説明とスターターコレクションを安く購入する方法はこちらの記事にまとめてありますのでご購入の際の参考にしてください。
こちらのリンクからもAmazonで購入できます。
Visual Studio Community
パソコンとマインクラフト本体の準備が終わったら、Visual Studio Communityをインストールして環境構築は完了です。
Visual Studio の公式ページに行き、コミュニティ版をダウンロードします。
https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/
ダウンロードが完了したらインストーラをダブルクリックしてインストールを行います。インストールの途中でインストールするコンポーネントを選択する画面が表示されますが、ここではワークロードは選択せずに、以下のように「個別のコンポーネント」から以下の3つを選択してインストールを続行します。
- JavaScript診断
- JavaScriptおよびTypeScriptの言語サポート
- Just-In-Timeデバッガー
なお、TypeScript 4.2 SDKが自動的に選択されていますが、ここは選択したままでOKです。

以上で環境構築が終わりました。
まとめ
以上でマインクラフト統合版のアドオン作成に必要な環境が整いました。
まとめると、
- アドオンとはマインクラフト統合版をカスタマイズする仕組みのこと
- アドオン作成に必要なものはパソコンとゲームとVisual Studioのみ
- Minecraft for Windows 10はAmazonで買うと安い
って感じですね。
次回以降からは実際にアドオンを作成していきたいと思います。
それではまたお会いしましょう!またね!