【マイクラ】マルチプレイ用のサーバーの建て方を料金比較も含めて解説

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この記事は2023/10/07に更新されました。

一人でも十分楽しいマインクラフトですが、みんなでプレイすると本当に楽しいです。

この記事では複数人で遊ぶためのマルチプレイとは何かをまず解説し、本格的にマルチプレイを楽しむためにレンタルサーバーを利用したマルチサーバーの立て方について解説します。今回この記事を書くにあたり、管理人自身で各レンタルサーバーを契約して仕様と料金について徹底的に調べました。その中でも自信をもってお勧めできるものをだけを解説していきます。

筆者について

企業のSEとしてはめずらしくマーケティング本部に所属し、市場の調査・比較を含めた提案およびシステム設計、開発、コーディング行うマルチプレイヤー。サーバーを含めた開発環境構築と製品比較が得意。

また、マイクラ統合版のアドオン配布やYouTubeでのアドオン開発講座動画投稿、初心者向けアドオン開発コミュニティの運営など、マインクラフトを軸にエンジニアのお仕事以外にも幅広く活動しています。

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マルチプレイってなに?

マイクラのマルチプレイとは、1つのワールドに複数のプレイヤーが参加して遊ぶことを言います。一人でも十分に楽しいマイクラですが、有名YouTuberのように複数人でプレイして遊ぶことはマイクラの醍醐味の1つでもあります。

マルチプレイで遊ぶための最低条件

マイクラをマルチプレイで遊ぶための最低条件は次の2つです。

マルチプレイで遊ぶための最低条件
  1. プレイヤー全員で「統合版」か「Java版」のどちらかのエディションにそろえる
  2. マイクラのバージョンをそろえる

プレイヤー全員で「統合版」か「Java版」のどちらかのエディションにそろえる

マルチプレイで遊ぶための条件その1はマイクラのエディションをそろえることです。マイクラのエディションには「Java版」と「統合版」がありますが、Java版と統合版は一緒にプレイできないことに注意が必要です。プレイヤー同士でどちらのエディションにするかあらかじめ決めておきましょう。

マイクラのバージョンをそろえる

マルチプレイで遊ぶための条件その2はマイクラのバージョンをそろえることです。統合版の場合は自動更新をOFFにしない限り自動的に最新版に更新されるためあまり問題になりませんが、Java版の場合はMinecraft Launcherの起動構成で各プレイヤーとバージョンを揃えましょう。

【コラム】マインクラフトJava版&統合版を安く買う方法

マインクラフトをMicrosoft Storeやマインクラフト公式サイトで購入すると通常3,960円かかりますが、Amazonだと3,564円でJava版と統合版のどちらもプレイ可能なダウンロードライセンスが購入できます(2023年2月時点)。まだマイクラをお持ちでない方や普段はゲーム機でプレイしているけどPCでもプレイしてみたいという方はAmazonでの購入をおすすめします。

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マルチプレイで遊ぶ方法は大きく2種類

マイクラをマルチプレイで遊ぶ条件が分かったところで、次はマルチプレイで遊ぶ方法を見ていきます。

マルチプレイで遊ぶ方法は大きく分けて次の2種類です。

マルチプレイで遊ぶための方法
  1. ホストのワールドに乗り込む
  2. マルチサーバーを使う

ホストのワールドに乗り込む

1つ目の方法は、ホストのワールドに複数のゲストが乗り込む方法です。

ホストとゲスト

ホストとはワールドを提供する、ワールドの主のことを指します。そしてホストが提供するワールドに乗り込む各プレイヤーのことをゲストと呼びます。

ホストがマイクラで遊んでいるときにホストと同一のネットワークにゲストが接続していればマルチプレイで遊ぶことが可能になります。さらに統合版ではMicrosoftアカウントを使うことでホストと物理的に離れた違うネットワーク環境からでもマルチプレイが可能です。

ただし、ホストがマイクラで遊んでいることが大前提となります。

マルチサーバーを使う

2つ目の方法はマルチサーバーを使う方法です。1つ目の方法の最大の弱点はホストがマイクラで遊んでいないときはマルチプレイできない点です。24時間好きな時に各プレイヤーがマルチプレイで遊べるようにするためには「マルチサーバー」というものを立てる(用意する)必要があります。

マルチサーバーとは?

マルチサーバーとは各プレイヤーが接続する先のことを指します。

単にマルチサーバーと言う場合、接続する先の機械や装置など物理的なものを指したり、プレイヤーからの接続を待ち受けるソフトウェアのことを指したりと範囲が広いため、物理的な接続先を「物理サーバー」、待ち受けるソフトウェアのことを「サーバーソフト」と呼んだりします。

ここがポイント
  • マルチサーバーには「物理サーバー」と「サーバーソフト」の二つの意味がある
  • サーバーソフトは物理サーバーで動くもの

マルチサーバーを立てるときに決めること

マルチサーバーを立てる際には、次のことを決める必要があります。

マルチサーバーを立てる際に決めること
  1. エディション(Java版or統合版)を決める
  2. マルチサーバーソフトを選ぶ
  3. どこにマルチサーバーを立てるかを決める

エディション(Java版or統合版)を決める

まずはどのエディションでマルチサーバーを立てるかを決めます。マルチプレイで遊ぶための最低条件で説明した通り、エディションが違うとマルチプレイで遊ぶことができませんので、どちらのエディションでプレイヤーに遊んでもらうかをあらかじめ決めましょう。

サーバーソフトを選ぶ

次はサーバーソフトを選びます。サーバーソフトはエディション別にいくつも存在しますが、ここでは代表的なものを紹介します。

代表的な統合版用サーバーソフト

サーバーソフト特徴
Bedrock Dedicated Server
(統合版バニラサーバー)
マインクラフト公式がリリースしているサーバーソフト。一般的にBDSと呼ばれる。
デフォルトで拡張機能が入っておらず、マインクラフト本来の遊び方で遊べるため「バニラサーバー」とも呼ばれる。
対応OS: Windows, Linux (Ubuntu)
PocketMine-MPPHP言語で書かれたサーバーソフト。
プラグインや複数ワールドに対応しているなどカスタマイズ性が高い。
対応OS: マルチ(PHPが動く環境)
BDSXJavaScriptとNode.js環境で動作するサーバーソフト。
BDSにプラグインを導入できるようにしたもの。
対応OS: Windows (Linuxで使う場合はWine経由)
NukkitJava言語で書かれたサーバーソフト。
他のサーバーソフトよりも軽快に動作すると言われている。
対応OS: マルチ(Javaが動く環境)
主な統合版用マルチサーバーソフト

代表的なJava版用サーバーソフト

サーバーソフト特徴
Minecraft: Java Edition Server
(Java版バニラサーバー)
マインクラフト公式がリリースしているサーバーソフト。
BDSと同様「バニラサーバー」と呼ばれる。
対応OS: マルチ(Javaが動く環境)
CraftBukkitプラグインを利用できるサーバーソフト。
サーバー負荷が高め。
対応OS: マルチ(Javaが動く環境)
Spigot(SpigotMC)CraftBukkitをベースにしたサーバーソフト。
CraftBukkitよりもパフォーマンスに優れる。
プラグインも利用可能
対応OS: マルチ(Javaが動く環境)
Paper(PaperMC)Spigotを改良したサーバーソフト。
Spigotよりも高速に動作し、プラグインも利用可能。
対応OS: マルチ(Javaが動く環境)
Mohist(MohistMC)MODとプラグインの両方を扱えるサーバーソフト。
対応OS: マルチ(Javaが動く環境)
主なJava版用サーバーソフト

主なサーバーソフトを簡単に紹介してきましたが、マルチサーバーを立てるのが初めての場合はバニラサーバーから始めることをおすすめします。マインクラフト公式がリリースしている安心感もありますが、なによりすべてのサーバーソフトの基本となるためです。バニラサーバーでサーバーの立て方に慣れれば他のサーバーソフトでも簡単にマルチサーバーを立ち上げることができると思います。

どこにマルチサーバーを立てるかを決める

エディションとサーバーソフトを決めたら、最後にマルチサーバーをどこに立てるかを決めます。

マルチサーバーを立てる場所は「自宅」か「レンタルサーバー」のどちらかになると思います。

自宅にマルチサーバーを立てる

マルチサーバーを立てる場所は自宅でも問題ありません。基本的には普段マイクラをプレイしているPCでサーバーソフトを起動しっぱなしにておけばマルチサーバーを立てることができます。

しかし、自宅でマルチサーバーを立てるにはちょっとした注意点があります。

注意点1. ルーターの設定を変える必要がある

注意点の1つめは自宅のルーターの設定を変更してポートを開けておく必要があることです。

マルチサーバーはインターネット上のプレイヤーの接続を待機します。そのため自宅のネットワークにプレイヤーを接続させるために「ポート開放」という手順を踏む必要があり、慣れが必要です。また、プロバイダによってはグローバルIPというものを提供していない場合もあり、プロバイダを変更しない限りマルチサーバーを立てられないなんてこともあります。

加えて、インターネットに自宅のサーバーを晒す以上セキュリティの確保も問題になってきます。ネットワークの設定によっては悪意のある第三者からの攻撃を受けてしまう可能性もあるので注意が必要です。

【コラム】IPアドレスとポート番号とは?

IPアドレスとはインターネット上にあるコンピュータを識別するための番号のことを言います。そして、ポート番号とはコンピュータのサービスを識別するための番号のことです。

マイクラのマルチサーバーもサービスの一つです。サーバーソフトを立ち上げると、そのサービスが接続を待機するためにポート番号が割り振られます。

現実世界で考えるとIPアドレスは家の住所、ポート番号は家の部屋に該当します。扉を開けないと部屋に入れないのと同様にポートを開放しないとサービスに接続することができないので、サーバーを立ち上げて接続を受け付ける場合にはポート番号の開放という作業が必要となります。

注意点2. データのバックアップの手間がかかる

注意点の2つめはデータのバックアップの問題です。

例えば悪意のあるプレイヤーがワールドを破壊してしまったり、停電などで自宅PCがシャットダウンしてしまった場合、今までプレイしてきた内容がダメになってしまうことがあります。そのためデータのバックアップはとても重要なのですが、これを手動でやるとなると気が重いです。数時間おきや1日おきにバックアップするにはそれ相応の準備や手順化、自動化が必要になります。

注意点3. 意外と電気代がかかる

注意点の3つめはPCを立ち上げっぱなしにすることによる電気代です。

私のPCの話なんですが、PCを立ち上げっぱなしにしてマルチサーバーを立てると、消費電力が大体100W程度になります。100Wの消費電力でどのくらいの電気代金になるかを東京電力の電気料金で試算してみたところ、2023年10月現在、1KWh当たりの電気代単価が40.69円でしたので……

1時間当たりの電気料金(100W / 1000) * 30.57 * 消費税10% = 約5円
1日当たりの電気料金(100W / 1000) * 30.57 * 24 * 消費税10%= 約107円
1か月あたりの電気料金(100W / 1000) * 30.57 * 24 * 30 * 消費税10% = 約3,223円
1年あたりの電気料金(100W / 1000) * 30.57 * 24 * 365 * 消費税10% = 約39,209円

大体このくらいの電気料金がかかります。意外と高いです……

2023/10/03 に私のPCの平均消費電力を算出したところ、約101Wでした。また、最近の電気料金の大幅な値上げを反映して最新の電気料金単価に変更して再計算しました。高すぎるよ電気代。。。

レンタルサーバーを借りてマルチサーバーを立てる

自宅にマルチサーバーを立てる際の注意点を紹介しましたが、レンタルサーバーを使えばこれらの注意点をほとんどクリアできます。(レンタルサーバーに関しては後ほど説明します。)

マイクラのマルチサーバーを公にサポートしているレンタルサーバーを使えば、サーバーソフトの立ち上げやポートの解放も簡単にできます。それに加え月額料金も自宅PCでマルチサーバーを立てるより安くなる場合もあります。いろいろな手間を考えると、まず始めはVPSでマルチサーバーを始めてみるのが安くて簡単なのでおすすめです。

レンタルサーバーとは?

レンタルサーバーが分からない方向けに簡単にレンタルサーバーについて解説します。

インターネット上に仮想サーバーを持てる

レンタルサーバーとは、インターネット上の物理サーバー内に自分専用の領域を確保し、あたかも自分のPCのように扱えるサーバーのことです。複数のユーザーで物理サーバーを共有して自分専用の領域を確保することで自由に利用することができます。自分専用の領域が割り当てられるため、自分専用のマイクラのマルチサーバーを立てるといったカスタマイズが可能です。

レンタルサーバーのメリット

筆者の考えるレンタルサーバーのメリットは次の点です。

レンタルサーバーのメリット
  1. 停電を気にしなくて済む
  2. 電気料金を気にしなくて済む
  3. 自動でバックアップしてくれるサービスがある

自宅のサーバーであれば停電時にサーバーの電源も落ちてしまいます(UPSなどを導入していればその限りではありませんが、UPS自体が高い……)。その点レンタルサーバーだと標準で電源の冗長化がなされているため問題はありません。

自宅にマルチサーバーを立てる際の注意点その3で挙げた電気料金に関しても気にしなくてよくなります。レンタルサーバーのサービスにもよりますが、少数でのマルチプレイであれば電気代より安いサービスもあります。

また、レンタルサーバーによっては自動でデータのバックアップまでしてくれるものもあります。バックアップについて自分であれこれ考えなくていいのが楽です。

レンタルサーバーのデメリット

逆に、レンタルサーバーには以下のようなデメリットがあります。

VPSのデメリット
  • サーバーの運用・管理の難易度が高い

ほとんどのレンタルサーバーではOSがWindowsではなくLinuxです。Linuxは慣れていないと結構難しいため、この点はデメリットとなるでしょう。

しかし、レンタルサーバーの中にはマイクラのマルチサーバーを簡単に管理するための機能を持っているものがあり、サーバーを立てるのであればクリックだけで済んでしまう場合もあります。マルチサーバーを立てることをメインに考える場合はマイクラのマルチサーバーを簡単に立てられるレンタルサーバーを選ぶと運用管理が楽になります。

レンタルサーバー選びのポイント

マイクラのマルチサーバー用にレンタルサーバーを選ぶにあたってポイントとなるのは次の点です。

レンタルサーバー選びのポイント
  • 長期契約を結ばなくても安く利用できること
  • マイクラに特化した機能があること
  • プレイ人数に合ったメモリ容量を選ぶこと
  • 途中でスケールアップ(上位プランへの変更)ができること

長期契約を結ばなくても安く利用できること

レンタルサーバーを契約するにあたってまず考えたいのは価格です。その中でも筆者は「長期契約を結ばなくても安く利用できるか」が結構重要であると考えています。

初めてレンタルサーバーを借りてマルチサーバーを立てる際、いきなり3年契約など長期の契約を結んでしまうと、もしもの時に安くない費用を失ってしまいます。まずは1か月など短期間の契約で様子を見てみることをおすすめしたいです。

長期契約で安いのはもちろんのこと、短期契約でも安いかどうかがレンタルサーバー選びのポイントの1つ目です。

マイクラに特化した機能があるか

次のポイントはマイクラに特化した機能があるかどうかです。一般的なレンタルサーバーはマルチサーバーを立てる際にLinuxのコマンドを使ってサーバーソフトの展開やポートの開放、再起動時の自動起動やバックアップの設定などを行う必要があります。正直この作業は慣れてないと難しい部分です。

しかし、レンタルサーバーの中にはマイクラのマルチサーバー構築のための機能を提供しているものもあります。機能の例としてはブラウザから簡単にマイクラのサーバーソフトを立ち上げたり、自動バックアップ、マイクラの自動バージョンアップなどを行う機能です。マイクラに特化したレンタルサーバーを選ぶこともポイントになるかと思います。

プレイ人数に合ったメモリ容量を選ぶこと

次のポイントはプレイ人数に合ったメモリ容量を選ぶことです。

マイクラのマルチサーバーを立てる場合、ワールドに参加するプレイヤー数によって必要となるメモリ容量が変わってきます。人数が増えれば増えるほど必要なメモリも増えていきます。

同時接続するプレイヤー数別のメモリ容量は大体次の表のとおりです。

参加人数最低メモリ容量
1~2人1GB(統合版のみ)
~4人2GB
5~10人4GB
11人~8GB~
同時接続プレイヤー数別の必要メモリ容量

将来的にMODサーバーやプラグインサーバーを立てる場合などはもう少しメモリを積んだ方が快適にプレイできると思いますが、レンタルサーバーで初めてバニラサーバーを立てる場合などはこの表のとおりで問題ないと思います。

途中でスケールアップ(上位プランへの変更)ができるか

最後のポイントは途中でスケールアップ(上位プランへの変更)ができるかです。

最初は少人数でマルチプレイを楽しんでいたけど、途中から参加者が増えて今のプランではスペック不足という事態になったとします。この時、スケールアップに対応していないレンタルサーバーだと今までのサーバーの設定やデータなどをバックアップし、新規に契約したレンタルサーバーに自分で移行する手間が発生します。

スケールアップに対応したVPS

  • データや設定をそのままに上位プランへ移行できる

スケールアップに対応していないVPS

  • スペックを上げるために上位プランのVPSを新規に契約
  • 今までのサーバー設定やデータを自分で移行する必要あり

参加人数が増える可能性が少しでもある場合はスケールアップに対応したレンタルサーバーを契約することがポイントです。

マイクラのサーバーの立て方

マルチプレイ、マルチサーバー、レンタルサーバーの解説が済んだところでいよいよレンタルサーバーを使ったマイクラのマルチサーバーの立て方を詳細な手順付きで解説していきます。

ここでは後ほどのおすすめのレンタルサーバー紹介のなかで紹介する、簡単管理でコスパも十分なXserver VPSを利用します。

会員登録する

下のボタンから Xserver VPS の公式サイトに移動して「お申込み」→「新規お申込み」をクリックします。

Xserver VPSの公式サイトはこちら

お申込みをクリック

新規お申込みをクリック

必要事項を入力し、次へ進みます。

必要事項を入力して次に進むをクリック

入力したメールアドレスに送られた確認コードを入力して次に進み、入力内容を確認します。

届いたメールの認証コードをコピーしておく

認証コードを入力(ペースト)して次に進む

入力内容を確認してSMS・電話認証へ進む

SMS・電話認証で認証コードを受け取り、コードを入力して会員登録は完了です。

電話番号を入力し、認証コードを取得

↓SMSに届いたコードまたは自動音声通話で取得したコードを入力↓

認証コードを入力し(会員登録完了)、サーバー申し込みに進む
プランを選択する

会員登録が完了したら、次はVPS(レンタルサーバー)の申し込みをします。

会員登録完了後の画面で「ゲームサーバーのお申込み」をクリックし、ゲームサーバーの申し込み画面を表示します。

ゲームサーバーのお申込みをクリック

「プラン」「サーバーの契約期間」「イメージタイプ」を選んだあと「rootパスワード」を入力して申込内容の確認へ移動します。統合版のバニラサーバーを立てるため、イメージタイプを「Minecraft(統合版)」か「Minecraft(Java版)」にして申し込みます。あとでプレイ人数が増えることを考えて少し多めのメモリプランにするのも良いと思います。

プランについて

レンタルサーバー選びのポイントプレイ人数に合ったメモリ容量を選ぶことで説明した通り、遊ぶ人数によって必要なメモリが変わってきますので、ここで人数別の必要メモリを再掲載します。ただしXserver VPSには1GBのプランがないので、契約は2GBのプランからとなります。

参加人数最低メモリ容量
1~2人1GB(統合版のみ)
~4人2GB
5~10人4GB
11人~8GB~
同時接続プレイヤー数別の必要メモリ容量
必要事項を選択・入力し「お申込み内容を確認する」をクリック
rootパスワードとは?

rootパスワードは立ち上げたサーバーの管理者用のパスワードです。サーバーを管理するときに必要となりますので、忘れないよう大切に管理してください。

申し込み内容を確認し、支払いに進みます。

申込内容を確認し、お支払いへ進むをクリック
お支払い

支払い方法を選択して決済します。支払いはクレジットカード、コンビニ・銀行支払いが選択できます。

支払い方法を選択し、決済画面に進む(クレジットカードの場合)

カード番号を入力し、確認画面に進む(クレジットカードの場合)

カード番号、お支払い内容を確認し、支払いをするボタンをクリック

料金の支払い完了画面が表示されたらトップへ戻るボタンをクリックする

支払いが完了し、トップページのサーバー一覧に今作ったサーバーが表示されていればサーバーの立ち上げ完了です。

Xserver VPS だと支払い完了と同時にサーバーが立ちあがります!
ポートを開放する

サーバーが立ちあがりましたので、プレイヤーがサーバーに接続できるようにポートを開放します。

管理画面のトップページから先ほど立ち上げたサーバーを見つけてVPS管理ボタンをクリックします。

接続許可ポート設定をクリックします。

接続許可ポートの「全て許可」の「ONにする」をクリックします。

「接続許可ポートを設定する」ボタンをクリックします。

設定完了を知らせる画面が表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。

VPS情報画面の接続許可ポートが「全て許可」になっていればポートの開放の完了です。

接続許可ポートが「全て許可」になっていればポートの開放は完了
マルチサーバーに接続する

統合版のバニラサーバーが立ちあがりポートの開放も終わりましたので、さっそくマインクラフトを起動してサーバーに接続してみましょう。

VPS情報のIPアドレスを事前にコピーまたはメモしておきます。

マインクラフト統合版を起動し、「遊ぶ」→「サーバー」を選択し、「サーバーを追加」ボタンをクリックします。

マイクラを起動し、「遊ぶを選択」

「サーバー」を選択

「サーバーを追加」ボタンをクリック

サーバー名(何でもよい)を入力し、先ほどコピーしておいたIPアドレスを「サーバーアドレス」欄に入力して「保存」ボタンをクリックします。

追加されたサーバーをクリックし、「サーバーに参加」ボタンをクリックします。

これで無事にワールドに入ることができました!一緒にプレイするプレイヤーにIPアドレスを伝えてサーバーに参加してもらいましょう!

無事ワールドに入ることに成功

今まで解説してきたレンタルサーバーのメリット・デメリットを踏まえた上で、管理人がおすすめしたいレンタルサーバーは次の2つです。なお、この記事を書くにあたり実際に各サーバーを契約してみましたので、参考になると思います。

Xserver VPS

Xserver VPS ひとこと評価
簡単管理でコスパも十分!
 (5)
メモリ容量1GB2GB4GB8GB
月額料金1,150円2,200円4,400円
長期契約時
月額相当額
830円(3年)1,700円(3年)3,201円(3年)
初期費用0円0円0円
CPUコア数3コア4コア6コア
ディスク容量50GB100GB100GB
プラン変更可否可能可能可能
マイクラ管理機能充実充実充実
Xserver VPSの特徴
  • 国内シェアNo.1で高い安定性
  • 月額で1,150円~、3年契約だと月額830円~という高コスパ
  • 申し込みと同時にマイクラのマルチサーバーの立ち上げが完了する
  • サーバーの起動やゲームモード、難易度の変更など様々な設定が簡単にできる管理パネルあり

Xserver VPS は「コスパの高さ」に加えてマイクラ専用の管理パネル「マインクラフトマネージャー」がとても便利です。

国内シェアNo.1で高い安定性

Xserverは国内シェアNo.1のレンタルサーバーで、非常に高い安定性が特徴です。値段が安くても品質が悪ければ継続して使うのも心配ですが、その点も問題ないと言えます。

月額で1,150円~、3年契約だと月額830円~という高コスパ

3年契約で月額830円~と格安であるのも特徴ですが、管理人的には1か月ごとの契約でも月額1,150円から利用できることが大きな魅力であると考えています。PCにも依りますが月額1,150円であれば自宅PCの電気代よりも安く済むこともあります(管理人のPCの月間電気代より安い)。

申し込みと同時にマイクラのマルチサーバーの立ち上げが完了する

Xserver VPSを申し込む際、マインクラフトのテンプレートを指定すると契約完了と同時にバニラサーバーが立ちあがります。サーバーに関する特別な知識不要で素早くマルチサーバーを立ち上げられる点が強みと言えます。

サーバーの起動やゲームモード、難易度の変更など様々な設定が簡単にできる管理パネルあり

一番の特徴は以下のような設定をブラウザだけ完結できる「マインクラフトマネージャー」の存在です。

Xserver VPSの「マインクラフトマネージャー」で設定できる主な項目
  • マルチサーバーの起動、停止
  • 自動バックアップ設定
  • ゲームモードの変更
  • 難易度の変更
  • ホワイトリスト(許可したプレイヤーのみワールドに参加させる機能)
  • オペレーター権限の設定(※Java版のバニラサーバーのみ)
  • サーバーソフトのバージョン更新
  • ワールドの再生成

通常これらの設定はサーバー上の設定ファイルを手作業で変更する必要があったり、OS側の設定が必要だったりと面倒なことが多いため、Xserver VPS のマインクラフトマネージャーはとても便利です。

Xserver VPSまとめ

Xserver VPSはレンタルサーバー国内シェアNo.1のエックスサーバーが手掛けるVPS(仮想プライベートサーバー)であり信頼性は業界トップクラス。それに加え月額料金も控えめでマインクラフトの管理もブラウザで簡単に行える、まさにマイクラのマルチサーバーを立てるのにうってつけのレンタルサーバーです。レンタルサーバー選びで迷ったらXserver VPSにしておけばまず間違いないです。

公式サイトでプランを見る

ConoHa for GAME

ConoHa for GAME ひとこと評価
管理画面の遅さが目立つが、マイクラ管理ツールの存在と時間課金に対応しているのが嬉しい
 (4)
メモリ容量1GB2GB4GB8GB
月額料金763円~1,259円2,408円4,828円
長期契約時
月額相当額
542円~(3年)903円(3年)1,840円(3年)3,511円(1年)
初期費用0円0円0円0円
CPUコア数2コア3コア4コア6コア
ディスク容量100GB100GB100GB100GB
プラン変更可否可能可能可能可能
マイクラ管理機能充実充実充実充実

CohoHa for GAME はポートの開放も必要ないほど簡単にマイクラのサーバーが立てられるレンタルサーバーです。

申し込みから実際にマルチプレイで遊び始めるまで、10分程度で統合版、Java版のバニラサーバーまたはForgeサーバーがセットアップできるのが強みです。また、マインクラフト専用の管理画面「Minecraft Manager」もあり、ブラウザだけで簡単に設定を変更できるのも特徴です。定期的にキャンペーンを実施していて、格安でサーバーをレンタルできる時があります。

ほかにも、CohoHa for GAMEは時間単位の課金もあり、マルチサーバーを一旦消せば、その時間は課金されないのが特徴です。ただし、サーバーを停止するだけでは課金は継続しますのでその点は注意が必要です。

デメリットは、Xserver VPSと比べると料金が高めなのと、管理画面が遅いことです。この点は今後に期待です。

キャンペーンで最大60%以上OFF

【番外編】Linuxに慣れている方向けおすすめサーバー

KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPS ひとこと評価
Linuxの知識があれば2GB~4GBのプランがトップレベルで安い!
 (3.5)
メモリ容量1GB2GB4GB8GB
月額料金550円~660円~1,540円7,040円
長期契約時
月額相当額
初期費用0円0円0円0円
CPUコア数1コア2コア4コア8コア
ディスク容量25GB25GB30GB~100GB
プラン変更可否可能可能可能可能
マイクラ管理機能インストールのみインストールのみインストールのみインストールのみ

KAGOYA CLOUD VPSのマイクラに特化した機能はJava版バニラサーバーの自動インストールのみ。管理もコンソール画面から行うなど、初心者の方にはハードルが高いレンタルサーバー(VPS)です。しかし、2GB~4GBのプランが他を寄せ付けないほど安く、パフォーマンスも十分です。

この記事はマルチサーバーを始めて立てる方向けにおすすめのレンタルサーバーを紹介しているので、残念ながらオススメのサーバーにはできませんでしたが、Linux、ポート開放等の知識がある方は検討に値するレンタルサーバーです(筆者が普段使いしているVPSでもあります)。気になった方は公式ページで確認してみてください☆

KAGOYA CLOUD VPS

レンタルサーバーのメモリ容量ごとの料金比較

レンタルサーバーでマイクラのマルチサーバーを立てる際に最も気にすべきスペックはメモリです。なのでここではレンタルサーバーのメモリ容量ごとに料金を比較をしてみたいと思います。

1GBのプランを比較

1GBのメモリは1~2人の少人数でかつ統合版のマルチサーバーが立てられる容量です。

レンタルサーバー
(メモリ1GB)
月払い時 1年契約時
月額相当額
2年契約時
月額相当額
3年契約時
月額相当額
管理のしやすさ
Xserver VPS(プランなし)(プランなし)(プランなし)(プランなし)簡単
ConoHa for GAME763円588円568円542円簡単
KAGOYA CLOUD VPS550円~(プランなし)(プランなし)(プランなし)難しい
メモリ1GBの料金比較

KAGOYA CLOUD VPSが安いです。サーバー構築に慣れている方であればKAGOYA CLOUD VPSで良さそうです。

ConoHa for GAMEもなかなか安い。サーバー構築が初めてだったり、管理の手間を抑えたい方はConoHa for GAMEも良い選択かと思います。

2GBのプランを比較

2GBのメモリがあれば統合版、Java版共に1~4人までのマルチプレイを楽しめます。

レンタルサーバー
(メモリ2GB)
月払い時 1年契約時
月額相当額
2年契約時
月額相当額
3年契約時
月額相当額
管理のしやすさ
Xserver VPS1,150円900円870円830円簡単
ConoHa for GAME1,259円980円947円903円簡単
KAGOYA CLOUD VPS660円(プランなし)(プランなし)(プランなし)難しい
メモリ2GBの料金比較

2GBのプランだとKAGOYA CLOUD VPSが圧倒的に安いです。サーバー構築作業が得意な方には是非お勧めしたいです。

ブラウザから簡単にサーバーソフトのインストールやポート開放、その他マイクラの管理を行いたい方はXserver VPSが最安でおすすめです。

4GBのプランを比較

4GBのメモリだと10人程度でマルチプレイを楽しむことができます。

レンタルサーバー
(メモリ4GB)
月払い時 1年契約時
月額相当額
2年契約時
月額相当額
3年契約時
月額相当額
管理のしやすさ
Xserver VPS2,200円1,800円1,750円1,700円簡単
ConoHa for GAME2,408円1,970円1,915円1,860円簡単
KAGOYA CLOUD VPS1,540円~(プランなし)(プランなし)(プランなし)難しい
メモリ4GBの料金比較

やはりKAGOYA CLOUD VPSが安いですね。次点でXserver VPSが候補に挙がってきます。

8GBのプランを比較

8GBあれば11人以上でマルチプレイを楽しむことができます。

レンタルサーバー
(メモリ8GB)
月払い時 1年契約時
月額相当額
2年契約時
月額相当額
3年契約時
月額相当額
管理のしやすさ
Xserver VPS4,400円3,600円3,400円3,201円簡単
ConoHa for GAME4,828円3,950円3,730円3,511円簡単
KAGOYA CLOUD VPS7,040円~(プランなし)(プランなし)(プランなし)難しい
メモリ8GBの料金比較

8GBのプランになるとXserver VPSが安いです。その次に安いのがConoHa for GAMEとなります。

タイプ別おすすめサーバー

サーバー構築の慣れや重要視する点ごとにおすすめのサーバーをまとめてみます。

マルチサーバーを簡単に構築し、価格も抑えたいケース

マルチサーバーの構築が簡単で価格も抑えたいケースではXserver VPSがおすすめです。マインクラフトマネージャーは本当に使いやすい。また、価格もそれなりに抑えられているのでコスパが高いと言えるでしょう。

Xserver VPS 公式サイト

公式サイトでプランを見る

24時間ではなく、特定の時間だけサーバーを立ち上げるケース

特定の時間だけサーバーを立ち上げる場合や実験的に少しだけサーバーを立ち上げる場合にはConoHa for GAMEが真価を発揮します。

今回紹介した3社のうち唯一時間課金に対応しているのがConoHa for GAMEだからです。

サーバーを使わないときはConoHaの「イメージ保存」機能を使って環境をバックアップし、再び立ち上げるときは「サーバー再構築」機能を使って復元すれば使わなかった時間帯に料金がかかりません。

私も実験的にサーバーを立ち上げるときなどに活用しています。

ConoHa for GAME 公式サイト

キャンペーンで最大60%以上OFF

Linuxでのサーバー構築に慣れている方

Linuxでのサーバー構築に慣れている方はKAGOYA CLOUD VPSをおすすめします。1GB~4GBまでの月額料金がとにかく安いです。マルチサーバーのインストール以外はすべてコンソール画面にコマンドを打ち込んでセットアップする必要があるので、腕に自信のある方にお勧めできます。

KAGOYA CLOUD VPS 公式サイト

まとめ

この記事ではマルチプレイとマルチサーバーの簡単な説明と、実際にレンタルサーバーを使ってマルチサーバーを立てる手順、各レンタルサーバーの料金比較を紹介しました。まだマルチサーバーを立てたことのないマインクラフターは是非一度マルチサーバーを立てて遊んでみてください!(ちなみに管理人は1人で遊ぶ時もサーバーを使って遊んだりしてます。スマホで寝っ転がりながらマイクラをプレイしたいので)

更新履歴

2023/10/03

  • 電気料金の試算を詳細な実測値に変更しました
  • 電気料金試算のベースとなる電力量料金を最新化しました
  • Agamesをおすすめのサーバーから除外しました